「死んだ女の子」という歌

懸賞 2005年 08月 06日 懸賞

8月6日と9日に原子爆弾が投下されてから60年も経つのですね。

小学校5年の二学期の始業式の日、先生方を待つ間の校庭で、整列した私の後ろの順番だったK・芙蓉というきれいな名前の同級生が「夏休みに長崎に旅行したの。そこで習ったの」と小さな声で歌ってくれました。そのせいか地名は長崎でしたが、その時に一度聞いたきりなのに、今だに覚えています。子供心に衝撃的な歌詞だったのでしょう。主人公が女の子ということもあったのかも知れません、私も彼女も10才、その時、戦争なんて昔話のような気がしていましたが、まだ15年しか経っていなかったのですね。

何年か前に調べてみたら、なんと作詞者はトルコの人でした。


戦争なんて、いいことは何もないし、無駄の極致です。
私は殺人者の家族にも、被害者の家族にも、なりたくないし、
ましてや加害者を恨みながら一生をおくりたくない。
でも、戦争があったことを忘れたくない。




【 作曲者名 】木下航二
【 作詞者名 】ナームズ・ヒクメット
【 訳詞者名 】飯塚 広

扉をたたくのはあたし あなたの胸に響くでしょう
小さな声が聞こえるでしょう
あたしの姿は見えないの

十年前の夏の朝 私は広島で死んだ
そのまま六つの女の子
いつまでたっても六つなの

あたしの髪に火がついて 目と手が焼けてしまったの
あたしは冷たい灰になり
風で遠くへ飛び散った

あたしは何にもいらないの 誰にも抱いてもらえないの
紙切れのように燃えた子は
おいしいお菓子も食べられない

扉をたたくのはあたし みんなが笑って暮らせるよう
おいしいお菓子を食べられるよう
署名をどうぞして下さい

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by bumidayat | 2005-08-06 03:39 | Comments(6)

Commented by cizma at 2005-08-06 09:57 x
この歌、坂本龍一作曲で新訳つけて元ちとせが歌い始めましたね。昨夜(日付は今日)のニュース23で披露してました。15日までの期間限定でd/l販売するとか。
Commented by エミ at 2005-08-06 11:15 x
昨日から息子がスイミングの短期教室に行っているので、待っている間暇じゃのう~~・・・と思って、行く前に何の気なしにマンガ買ったんです。
広島の原爆が題材の物語なんですけど、よくある平和教育の本のように悲惨さが渦巻いた感じではなく、被爆した一市民の人生を、とりたてて恨み言を言うわけでもなく淡々と描いている。
それが却ってショックでした。何十万という人々が、その後を生きてきたのだということを思わずに居られません。
プールを見つめながらボロボロ泣きました。我が子の泳ぎに熱心な周りのママたちには、さぞ不気味だったでしょう。
「夕凪の街 桜の国」(こうの史代/双葉社)
よかったら読んでみてください。既にご存知かも知れませんが・・・。
Commented by くり母 at 2005-08-06 12:22 x
この歌私も若き頃に歌声喫茶で知りました、
今でも歌えます、なんともやりきれない歌詞ですが
トルコの人が作詞だったのか~
今日は朝から広島の平和記念式典見て
新たに核廃絶を思いました。
Commented by ぎゃるっち at 2005-08-08 09:48 x
sariさん、おはようございます。この歌詞を読んで、ずっと前にN×KのTVで観た原爆の特番を思い出しました。今でも忘れられないのですが、人の”影”しか残っていない、と言うものだったと思います。この唄のように、「紙切れのように燃えて」放射線で焼きついた”影”だけが、その壁の前に居た1人の人間の跡となった・・・そう言う話が取り上げられていてその影も映されていました。惨い姿にされてしまった犠牲になった方と同じか、それ以上に、いつまでも忘れられない映像と話でした。
Commented by asya_asya at 2005-08-09 01:41
sariさん、私も夫からこの作詞家の話は聞いたことがあって覚えています。ヒロシマという地名はある意味、原爆と関連した単語としてトルコでは知られています。
トルコの有名なフォークグループもヒロシマという題で歌っていました。
トルコという国は、アメリカのヒロシマへの原爆投下について知っているほうだと思います。

夕凪の街 桜の国は読みたいなと思っていました。
去年だったかおととしだったか、くり母さんの掲示板でも原爆のことが話題になってて、そのときもエミさんが書籍の推薦をしていました。
コピペをしておいたのですが引越しのさなか消してしまったようなので、また機会があったら教えていただきたい。
私の場合、帰国したときに古本屋を中心に買いあさるので、なかなか思うように集められないのが帰国貧乏丸出しで悲しい~。
ちなみに、私のお勧め、というか、昔読んで分かりやすかった子供向けの原爆の本は「ピカドン」でした。
Commented by bumidayat at 2005-08-10 15:03
*Cizmaさん、聞いてみたいです、でも曲が違って詞も新約となるとイメージ違うでしょうね。15日までなんて言わないでずっと売ればいいのにな。
*エミさん、「夕凪の街 桜の国」知りませんでした。ハンカチ用意して読まないと。本屋へ行ってみます。
*くり母様、歌声喫茶って、一度だけ出演していたロイヤルナイツのテノールの人に、もうすぐ閉鎖されるからと連れて行かれたことがあります。あそこでも、こんな歌が歌われる事かあったのですね。
*ぎゃるっちさん、『影』ですが、私も衝撃受けました。人を一瞬にして影だけにしてしまうなんて、なんて恐ろしい兵器なんでしょうね。そして、その影が年々薄れてきて、消えそうだというニュースも見て、人の心もあのことを忘れていってしまうのかとゾッとしました。
*Asyaさん、トルコの詩人が作詞って、どんな経緯があったのでしょうね、どの国でもこの爆弾がどんなにバチ当たりか知ってほしいものですね。

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