二子山親方(元とか先代でややこしいので適当に)

懸賞 2005年 05月 30日 懸賞

もと貴乃花の二子山親方が亡くなったそうだ。
療養中の面がわりした姿を見て驚いたが、やはり駄目だったか
彼はS坊と同じ年。まだまだ人生が続くと思っていたに違いないのに。

私が生まれ12才まで住んでいた所は、元二子山部屋の近所で中学校の裏だった。

先代の若乃花が親方の頃のことで、引越しの決まっていた私は越境して他の中学校へ通っていたが本来ならそこへ通っていたはずだった。
ウチの前の裏門から入っていく彼をよく見かけた。彼は当時から親方の弟というだけではなく、水泳のホープとしてきっとオリンピックへ・・・と有名で、どちらの道に進むのか注目を集めていた。

小さい頃、近所に女の子があまりおらず、親方の娘の遊び相手にと部屋の若い人が来て「お嬢さんが遊びたがっているから」と妹をかついで行ってしまったことが何回かあった。多分、田舎から出てきたばかりの修行中の若い衆だったのだろう、あまりに無礼だったし、妹も「お嬢様」が「典型的なお嬢様」であったのでイヤだと言うので、(多分妹と私の中間の年では)母が親方に断りに行ったことがあった。  もっと近くに女の子のいるお金持ちの家があったのに、やはり親方も若い衆を使いに出しにくかったのだろう(なんだよ全くね)

水泳界から惜しまれつつ、結局彼は中学卒業と同時に相撲の道へ進み、ファンを湧かせる大関になり、二人の息子もまた相撲以外でも話題を集めることになった。

彼が水泳に進んでいたらどうだったのだろう・・・
でも今の時代に55才は短いが、どちらにしても濃い人生だったに違いない。



余談だが、父の駅前の仕事先を建て直して住まいを作り、引っ越した先はこれまた相撲部屋(元花籠部屋その後放駒部屋に)に近かった。
 同じ中学の同級生のY君は北海道から転校して相撲の修行中だった。皆仲良くしてはいたのだか、慣れない環境となかなか体が大きくならずY君は少しグレ始め、学校には来るのだが教室には入らなくなった。
 廊下の隅や体育館などで、校長先生(立派な方でした)が根気よく話をし、Y君の気持ちを聞いていた。親方に校長が掛け合ったのだろう、しばらくしてY君は実家に帰った。今は新弟子に先輩や親方が手こずったり、扱いに困ったりするそうだが当時はもっと厳しかったことと思う。

 あ~それなのに、という事もあった。父は商売をしていたのだが、給料が少ないので月賦で(古いねこの言い方)支払うので商品を欲しいと言う新弟子のような少年に何人か売ったことがある。
もちろん親方に保証人になってもらって・・・。ところが厳しい修行に耐えかねてか、彼らのほとんどは商品を持って田舎に帰るか行方不明になってしまう。その度に父は部屋に交渉に行き、しまいにはもう売らないことにした。商店街でも汗まみれの浴衣でぞうりや裸足でズルズル歩く若い衆にクレームをつけられたりして、相撲部屋というのも結構大変なものだ。




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by bumidayat | 2005-05-30 20:25 | Comments(6)

Commented by くり母 at 2005-05-30 22:03 x
残念でしたね、まだ若いのにちなみに私も同じ年、ということはS坊さんとも、ご縁がありますね~
まだ息子さんでは部屋を任せるにはちょっと心もとない気もしますが
頑張って欲しいところですね、ご冥福をお祈りいたします。
Commented by オラン・ウタ子 at 2005-05-31 07:57 x
私は現役時代の二子山親方の活躍は知らず、若貴兄弟と憲子夫人のスキャンダルの方しか印象にないんですけど、Sariさんの思い出の中の親方は、また違った味わいがありますね。

ご冥福をお祈り申し上げます・・・・。
Commented by Natsu at 2005-05-31 08:37 x
Sariさん、こんにちは!遊びに来ました~。
昨日、このニュースを見てビックリしました。
以前、お弟子さんの断髪式に来ていたときの親方の顔を見た時も、本当に驚きました。思わず目がTVに釘付けになり、動いていた手も止まりました。誰が見ても、「病気、悪いんだ・・・」とわかるような様相なのに、それでもあの場に駆けつけた親方に尊敬の念を抱きました。あの時点で、すでに「余命1・2ヶ月」と言われていたそうですね。
今は、どうか安らかに・・・と願うばかりです。

ところで・・・ウチの彼、やっぱり水戸黄門好きでした!昨日早速見てましたよ~。
Commented by moccha2005 at 2005-06-01 00:58
sariさんは二子山親方とはご縁がある方だったのですね。若き日の彼の姿など、興味深く読みました。親方が亡くなられたというニュースにはきっと深い感慨を持たれたことでしょう。
修行中の若いお相撲さんたちの様子、実際に見聞きした方ならではの記述で、面白かったです。代金を払わずにいなくなったお相撲さんたちには、お父様も苦労されましたね。

二子山親方の死について私も書きましたので、TBさせて頂きました。
Commented by Nisa at 2005-06-01 09:43 x
顔色わるくて相当酷いのかなと思っていたら亡くなったそうですね。
私は若貴不仲説にがっくり。しっかりしろよ~って思います。
安らかに眠ってほしいですね。
Commented by sari at 2005-06-01 17:59 x
あの家族に足りないのは、相撲以外のことで親身になって相談に乗ってくれる人だと思います。悲しいことだけど有名人や芸能人は、本人とは全く違う道に進んだ、冷静に外から見てくれる家族のような人間が居ないとね。
次男は親方としてはまだ心もとないし、お兄ちゃんとの仲もまた色々取り沙汰されるだろうけれど、一応その道を極めたわけだから皆しあわせになってもらいたいものですね。
 (モッチャさんのブログに書いたコメントと同じことを書きました、スミマセン。これしか言いようが・・・)

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