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バリにいた軽い困窮邦人

懸賞 2011年 12月 08日 懸賞

2011年開高健ノンフィクション賞が「困窮邦人」というニュースを見て思い出した。
 バリのKUTAの道端でドイツ人のおねえさんがブロックフレーテ(ドイツ語ではリコーダー)を吹いていたので聴いていたら、タラタラとにいちゃんが近づいてきて「自分ら日本人?、東京?」なんて言う。自分らって・・・私達のことだよね。

そうだと答えると、サーフィンしに友達と来たんだけど、遊びすぎて金がなくなり、友だちは帰国してしまい、頼んだ送金がない。ロスメン(朝コーヒーか紅茶付きの木賃宿のようなもの)に泊まっているんだけど、それさえ危うくなってきた。滞在期限も切れそうなので、帰りの飛行機代を貸してくれないか。とのこと。

だーれが、見ず知らずの人間に金を貸すかっての。おまけに初対面の相手に話す言葉も知らない奴にさ。方言なんかの問題じゃないわね。 領事館に相談したらと言っておいた。
そしたら、意外にあきらめが良くて「あの笛吹いてる外人のねえちゃんの傍で聞いてる爺ちゃん、日本の歌がうまいんだ。聞いてやると喜ぶよ」なんて言う。

こいつ案外いいとこあるじゃない、と。ブロックフレーテのおねえさん(自国でプロの奏者であった)と話をしたあと、おじいさんに話しかけたけど、ほとんどバリ語しか喋れない。でも私たちが日本人と知ると勝手に歌い始めた
。。。。。軍歌ばかり (-.-;)
カタコトで「ニホンジン、イイヒト」、握手してニコニコしていたけど、
覚えた経緯と環境を思うと複雑だった。
「こいついいとこあるじゃない」はボツです。軽い奴だったなぁ・・・


☆賞に輝いた本の困窮邦人、世界に780人余り居て、かなりの割合がフィリピン在だそうで、
あのにいちゃんのようなのは数に入るわけもない、悲惨な状態のようです。

by bumidayat | 2011-12-08 12:20 | インドネシアのこと | Comments(0)

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