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石洞美術館「ヒンドゥー美術展」

千住大橋たもとにある石洞美術館(せきどうびじゅつかん)
「ヒンドゥー美術展」に行ってきました。
http://sekido-museum.jp/hindu/hindu.html
北千住に用のあるS坊にくっついて、興味のないS坊共々

石洞美術館は財)美術工芸振興佐藤基金が運営していて、開館してまだ5年。
http://sekido-museum.jp/

松尾芭蕉が旅立った千住大橋のたもとにあります。
松尾芭蕉旅立ちの地http://www.city.adachi.tokyo.jp/press/04midokoro/midokoro090625.html
(旅立ちの地は、江東区の深川で仙台堀川から舟で千住に向かったという説もw、千住大橋を渡ると江戸ではなかったから、ここだというのだけどね)

収蔵品は元々は佐藤さんという金属加工会社の会長さんが収集したものだそうです。
建物は総レンガ造りの、どことなく中国風のどっしりとした外観。
中はシックなチャコールグレーというか黒に近い内装に白と手すりなどのシルバーが素敵。

財団は、美術工芸関係者に色々な助成をし、特に若手の金工作家のために賞を設けているそうで、元の興りが金属加工の会社らしいですね。

横に同じ形の建物があり、そっちは会社なんです^^
美術館の建物に付随して、明るいガラス張りのサンルームの喫茶室があります。
茶館「妙好」http://sekido-museum.jp/
足立区の障害者団体「友愛会」が運営を担当し、障がい者の方々の自立訓練および
社会参加の場だそうです。
晴れの日はもちろん、雨とか雪の日なんか、更に雰囲気が良さそうな^^(帰るのがいやになりそうだけど)

某局の鑑定団以来、素人の骨董品集めが注目されていますが、見る目を養う充分な時間と資金のある、企業の親玉にしか出来ないことってあるのだと思います。
この中堅どころの会社もそうだし、三井・三菱などの財閥にまでなった企業はその最たるものですね。
グループとして大きくなった良し悪しはともかく、文化的に成したことはありがたいことだと思います。


S坊、さっさと周り、飽きたのか座って待っていました


おまけ
芭蕉は、元禄2年(1689年)、46歳、江戸深川から「奥の細道」に旅立ちました。
 「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。・・・(中略)・・・ 彌生も末の七日、明ぼのゝ空朧々として、月は在明にて光おさまれる物から、不二の峰幽かにみえて、上野・谷中の花の梢、又いつかはと心ぼそし。むつましきかぎりは宵よりつどひて、舟に乗て送る。千じゆと云所にて船をあがれば、前途三千里のおもひ胸にふさがりて、幻のちまたに離別の泪をそゝぐ。
  行春や鳥啼き魚の目は涙
(ゆくはるや とりなきうおの めはなみだ)







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by bumidayat | 2011-12-16 18:30 | Comments(0)